訪問入浴介護の利用料金ってどれくらいかかるんだろう?
このように
- 訪問入浴介護の利用料金について詳しく知りたい
- 訪問入浴介護の料金シミュレーションが知りたい
など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。
この記事では、訪問入浴介護を利用した場合、どれくらい利用料金・費用がかかるのか?要介護、要支援ごとに費用・料金を比較しています。サービス利用時の加算・減算料金、利用料金シミュレーション、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
訪問入浴の利用料金
訪問入浴の利用料金は、要介護認定を受けているか、要支援認定を受けているかによって基本利用料が変わります。また、負担割合証に記載されている負担割合によっても支払う金額が変わってきます。
訪問入浴では、「要介護」または「要支援」による利用料金の違いはありますが、介護度による料金の違いはありません。
また、サービス提供時間についても決められたものはありませんので一回あたりの料金として決められています。それぞれの利用料金について見ていきます。
訪問入浴の基本サービス費(1単位=10円、1割負担の場合)
訪問入浴を利用した場合の基本サービス費は以下の通りです。
要介護度による違いや、利用した時間による差はありませんので、一回あたりの金額となります。
サービス名 | 訪問入浴介護(要介護者) | 介護予防訪問入浴介護(要支援者) |
基本サービス費 | 1,250円 | 845円 |
介護職員のみのサービス提供 (主治医の意見により介護職員のみで サービスが可能とされた場合) |
1,188円 ※介護職員3名による サービス提供 |
803円 ※介護職員2名による サービス提供 |
部分浴 (30%削減) |
875円 | 592円 |
清拭 (30%削減) |
875円 | 592円 |
※2018年4月の料金を参考
※2割負担の場合は上記金額が2倍、3割負担の場合は上記金額が3倍になります。
訪問入浴のサービス提供に対する加算や減算(1単位=10円、1割負担の場合)
訪問入浴のサービスを利用した場合の加算や減算は、事業所により異なります。
その事業所の体制や、利用する場所などにより異なるため利用前に確認をしてください。
サービス名 | 訪問入浴介護 (要介護者) |
介護予防訪問入浴介護 (要支援者) |
算定単位 |
サービス提供体制加算 | 36円 / 24円 | 1回につき | |
同一建物減算 | 所定単位数の 10% / 15% 減算 | 1回につき | |
介護職員処遇改善加算Ⅰ | 所定単位数の 58/1,000 の加算 | 1月につき | |
介護職員処遇改善加算Ⅱ | 所定単位数の 42/1,000 の加算 | ||
介護職員処遇改善加算Ⅲ | 所定単位数の 23/1,000 の加算 | ||
介護職員処遇改善加算Ⅳ | 加算Ⅲで算定した単位数の 90% の加算 | ||
介護職員処遇改善加算Ⅴ | 加算Ⅲで算定した単位数の 80% の加算 |
※2018年4月の料金を参考
訪問入浴の利用料金シミュレーション
訪問入浴を利用した場合の実際の料金についてシミュレーションで見ていきます。
例:ケース1
要介護者で週2回、一月に8回利用した場合(1単位=10円、1割負担の場合)
基本サービス費 | 1,250円×8回=1万円 |
その他の加算 (サービス提供体制加算36円 処遇改善加算Ⅰ 75円の場合) |
111円×8回=888円 |
合計 | 1万888円 |
例:ケース2
要介護者で週2回、一月に8回利用した場合(1単位=10円、1割負担の場合)
そのうちの4回は、介護職員のみの訪問入浴を利用した場合
基本サービス費 | 1,250円×4回=5,000円 1,188円×4回=4,752円 |
その他の加算 (サービス提供体制加算36円 処遇改善加算Ⅰ 75円/71円の場合) |
111円×8回=444円 107円×4回=428円 |
合計 | 1万624円 |
参考 2017年8月 高額介護サービス費制度改正|負担上限額の見直しを解説
おわりに
訪問入浴では、要介護度の違いや利用した時間による料金の違いはありません。一回ごとの利用料金となるため他の介護保険のサービスと比較すると分かりやすい料金体系になっていると思います。
ここまでの内容を参考に、訪問入浴を検討する場合の参考にしてみてください。