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福祉住環境コーディネーターとは?受験資格・難易度・給料を検証

(最終更新:2018年1月27日)
福祉住環境コーディネーターとは?受験資格・難易度・給料を検証

福祉住環境コーディネーターの仕事内容

住まいや福祉用具のアドバイザー

福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して自由にのびのびと生活できる住まい(住宅環境)を提案するアドバイザーの資格となっています。

具体的には以下のようなことを行います。

  • 住宅の新築・リフォーム
  • ベッドやトイレなど福祉用具の提案
  • 車椅子などの介護用品の選定
  • 介護保険サービスで利用できる福祉用具・住宅改修の提供

また、医療・福祉・建築と異なる分野においてそれらの知識を幅広く持ち合わせて、建築士やケアマネジャーなど、それぞれのプロの人たちと連携をとりつつ、クライアントにとっての理想となる建物に仕上げるためのコーディネーターとなります。

介護や建築などを繋ぐ橋渡し役

住宅環境を提案する上で、建築業界の人たちだけでは福祉への視点が減ってしまいがちだったり、福祉関連の仕事をしている人たちでも、建築における禁止事項やコストが見えないのが現状です。そのような時に橋渡し役が必要となるということです。

そのため建築業界の人たちにも求められる資格となっており、介護業界以外でも必要となる資格となっています。

その他にも福祉用具専門相談員とこの資格は相性が良く、例えば「この老化の部分をバリアフリーにした場合に○○の車椅子を使えばこのようになるだろう」などの知識とのマッチングができるようになるため、両方取得する人も増えております。

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福祉住環境コーディネーターの将来性

どの分野でも十分に通用する資格

福祉住環境コーディネーターの将来性は非常に高いです。この資格を持っているということは建設・医療・福祉関連業界においての様々な知識を持っていることを意味しているので、どの分野でも十分に資格の存在を活かすことができます。

つまり介護以外の業界にも進みやすくなるので別の方向に進みたい人にとっての将来性も高くなります。

高齢者や障害者の話を伺ってその人たちのニーズに合った提案を、どちらかに偏らずに総合的な視点から行うことができるようになるため、高齢化社会まっしぐらの日本においては存在価値がますます高まること間違いなしです。

福祉住環境コーディネーターの就職先

医療・福祉・建築など幅広い職場

福祉住環境コーディネーターにはどのような働き先があるかというと、

  • 建築会社
  • 工務店
  • リフォーム会社
  • 建築設計事務所
  • ハウスメーカー
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム
  • 介護保健施設
  • 訪問介護事業所
  • 高齢者福祉センター
  • 福祉機器メーカー

など非常に幅広い分野で活躍することが期待されます。

とにかくそれぞれの業界において他の業界の知識を持っている人間としてアドバイザーやコーディネーターとしての役割を求められることになります。

高齢や障害を負ってしまったために行われる改築は介護保険の導入に伴って一部保険が適用されるようになったため、さらにこの福祉住環境コーディネーターの存在が注目されるようになりました。

福祉住環境コーディネーターの給料

月収は10~25万円ほど

福祉住環境コーディネーターの資格を持っている人の給料は、どの業界の人間なのかでだいぶ変わってきますが、だいたい平均月収は10~25万円くらいで年収はだいたい330~400万円、時給は800円~1400円くらいになります。

給料 金額
月収 10~25万円
年収 300~400万円
時給 800円~1400円

建築業界からこの資格取得を行った人は、その人のスキルにだいぶ依存しますが平均月収は20万円を超えるのではないでしょうか。

どの業界からこの資格取得をしたかによって月収などはかわってきますが、資格手当がある場合は資格取得をすれば月収にプラス数千円~1万円はあると予想されます。

福祉住環境コーディネーターの就職や転職

2級取得は必須条件

福祉住環境コーディネーターは、1級、2級、3級の3つあり、3級は福祉と住環境の基礎知識、2級からより具体的な実務の幅広い知識が必要になるため、2級を持っていることで就職・転職に有利になるでしょう。

医師や弁護士とは違って独占できる業務はなく、アドバイザーやコーディネーターなどの人の手助けや橋渡しや仲介やとりまとめが多くなるので、この資格のみで生計が成り立つことはありません。

建築士であれば一級、二級建築士、介護士であれば介護福祉士や社会福祉士などの資格と組み合わせることで需要が高まります。

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福祉住環境コーディネーターの資格取得ルート

福祉住環境コーディネーターの資格を取得するためには東京商工会議所が主催している年に二回行われている試験に合格する必要があります(1級は年に一回)。

勉強方法は、「独学」「通信講座」「スクールへ通う」の3通りの分かれておりますので、自分に合ったスタイルで勉強するようにしてください。

福祉住環境コーディネーターの受験資格

福祉住環境コーディネーターの資格は1級・2級・3級が存在します。受験資格は、学歴・年齢・性別・国籍による制限はなく誰でも受験することが可能です。

ただし、1級は2級合格者のみ受験可能であり、申込登録時に2級証書番号が必要になります。

1級 2級合格者のみ可能
2級、3級 誰でも受験可能

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福祉住環境コーディネーターの試験内容

それでは試験の内容について触れていきましょう。試験日や試験会場についても説明します。

試験日 1級:年1回(11月)
2級3級:年2回(7月、11月)
申込書受付 1級:9月~10月
2級3級:年2回(4月~5月、9月~10月)
試験会場 全国
受験会場は毎年変更されているので要確認
受験資格 上記参照
受験料 1級:10,800円
2級:6,480円
3級:4,320円
試験方式 1級:前半はマークシートによる選択方式、後半は記述式
2級と3級:マークシートによる選択方式
試験時間 1級:前半2時間、後半2時間
2級3級:2時間
持ち物 ・受験票
・筆記用具(HBまたはBの黒鉛筆・シャープペンシル、プラスチック消しゴムのみ)
・身分証明書(運転免許証、パスポート、写真付きの住民基本台帳カード、個人番号カード、学生証、社員証など、原則として、第三者機関発行で氏名・生年月日・顔写真が揃って確認できるもの)
合格基準 全級で100点満点中70点以上で合格となります。
合格率 2015年:1級6.6%、2級55.6%、3級63.4%
2016年:1級7.3%、2級48.3%、3級47.3%
合格発表 後日成績表をそれぞれの受験者宛に個別に発送

試験の出題範囲

3級→2級→1級になるにしたがい出題範囲が非常に広くなっていくため、偏りなく学習することが大切です。

3級
1. 少子高齢社会と共生社会への道
2. 福祉住環境整備の重要性・必要性
3. 在宅生活の維持とケアサービス
4. 高齢者の健康と自立
5. 障害者が生活の不自由を克服する道
6. バリアフリーとユニバーサルデザインを考える
7. 生活を支えるさまざまな用具
8. 住まいの整備のための基本技術
9. 生活行為別に見る安全・安心・快適な住まい
10. ライフスタイルの多様化と住まい
11. 安心できる住生活
12. 安心して暮らせるまちづくり
2級
1. 高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
2. 福祉住環境コーディネーターの役割と機能
3. 障害のとらえ方
4. リハビリテーションと自立支援
5. 高齢者・障害者の心身の特性
6. 在宅介護での自立支援のあり方
7. 高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
8. 障害別にみた福祉住環境整備
9. 福祉住環境整備とケアマネジメント
10. 福祉住環境整備の進め方
11. 福祉住環境整備関連職への理解と連携
12. 相談援助の実践的な進め方
13. 福祉住環境整備の共通基本技術
14. 生活行為別福祉住環境整備の手法
15. 福祉住環境整備の実践に必要な基礎知識
16. 福祉用具の意味と適用
17. 生活行為別にみた福祉用具の活用
1級
前半 マークシート方式
1. これからの社会に求められる福祉住環境整備
2. 福祉住環境コーディネーター1級の目標と役割
3. 地域福祉の推進-福祉コミュニティづくり
4. 地域で支える高齢者ケア
5. 地域で支える障害者ケア
6. ユニバーサルデザインの概念および沿革
7. ユニバーサルデザイン環境の整備手法
8. 高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ
9. 高齢者住宅・施設の種類と機能
10. 障害者向け住宅および施設の種類と機能
11. 福祉住環境のコーディネートの実際
後半 記述式
実務能力などの提案力、実践力、応用力、総合的判断力などが問題が出題されます。
<例題>
地域において、多職種連携の体制を支える共通基盤として「地域包括支援ネットワーク」の構築が求められており、そのための手法として「地域ケア会議」が設置・運営されている。
 「地域ケア会議」は個別ケースの支援内容の検討を通していくつかの課題に取り組むとされているが、その課題を1つ挙げ、記述しなさい。
※出典:東京商工会議所

福祉住環境コーディネーターの資格講座

福祉住環境コーディネーターの資格を取得するのは非常に簡単で通信講座を受講すればOKです。

テキストとDVDを用いて学習することで、その人に合った介護用品や福祉用具のアドバイスをすることができたり、高齢者や障害者のニーズに合った住宅リフォームの提案をすることができるようになります。

注意ポイントや事例を基に受講内容を学習してレポート課題を提出します。

参考までに一部スクールの通信講座を紹介しますので資格取得の参考にしてくださいね。

スクール名 ユーキャン
講座種別 通信講座
送付物 テキスト5冊、教材DVD2巻、ポイントノート3冊、用語・資料集1冊、でるポケ1冊、ガイドブック1冊、合格BOOK1冊、その他(添削関連書類、検定問題集など)
受講料 30,860円(総額制・税込)
※分割あり 3,800円 × 13回(13ヵ月)
受講期間 約6ヶ月
特記事項 2級3級の2つ同時に合格をすることも可能です

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