生前整理・遺品整理業者の後悔しない選び方|料金・費用相場を比較

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生前整理・遺品整理業者とは

人生のエンディングに向けて行う身の回りの片付け「生前整理」、亡くなった方の部屋・品(遺品)の片づけ「遺品整理」を請け負う業者のことを「生前整理・遺品整理業者」といいます。

生前整理は「福祉整理」とも呼ばれ、おもな作業内容は衣類や日用品、家具・家電などから必要なものを整理、不用品を分別・運搬・廃棄することで、依頼者の必要に応じて清掃や不用品の買い取り、家屋の解体や売却の手配、相続の相談などを一括して行う業者もあります。

「生前整理」と「遺品整理」との違い

「生前整理」と「遺品整理」との一番の違いは、生前整理は本人が主体となって「いる物」「いらない物」の分別を行うことができ、財産なども含め所有しているものをどのように整理・処分または譲渡するか、自分の希望や意向を十分に反映できることです。

そのため、業者選びから作業内容の決定、費用の支払いは基本的には本人が行うことになりますが、本人が病気で入院、認知症などで老人ホームに入所することになった場合は家族が行うことになります。

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生前整理・遺品整理業者の料金・費用相場を比較

不用品の整理と廃棄、簡易清掃を含む基本的な作業を依頼した場合の金額は、地域や一軒家・マンションなどの構造によっても差はありますが、平均すると以下のような相場になっています。

間取り 費用相場 作業人数 作業時間
1R・1K 30,000円~ 1~2名 1~3時間
1DK 50,000円~ 2~3名 2~4時間
1LDK 70,000円~ 2~4名 2~6時間
2DK 90,000円~ 2~5名 2~6時間
2LDK 120,000円~ 3~6名 3~8時間
3DK 150,000円~ 3~7名 4~10時間
3LDK 170,000円~ 4~8名 5~12時間
4LDK 220,000円~ 4~8名 6~15時間

これは間取りごとの目安と考えたほうが良く、業者によって作業内容にも違いがあるので価格には多少の違いがありますし、作業に伴うさまざまな要素が加わることでも価格が変わります。

業者ごとに価格・費用が変わる要素

階数とエレベーターの有無

集合住宅の場合は1階と多数階、またエレベーターの有無により作業状況が異なり、価格が変わることが多くあります。

物の多さ

物が多ければ搬出に使うトラックの大きさや、不用品を搬出し廃棄する時の廃棄物処理の実費も変わってきます。

作業量の多さ

物が多いことや間取りの広さによって、選別し梱包や搬出をする作業量が多く、手間もかかれば、その分人員と時間が必要で人件費が増加します。

追加料金がかかるもの

ほかに、エアコンなど家電の取り外しや、自動車やオートバイの廃車手続き代行、畳の撤去と処分など、必要な作業内容により別途追加料金となることもあります。

このように状況により金額は変わるので、必ず事前に数社から見積もりを取って検討することが大事で、その際は追加料金やオプションの有無も確認します。 

生前整理・遺品整理業者を利用するメリット

生前整理や遺品整理は時間や手間を掛ければある程度自分でもできる作業ですが、業者に頼むメリットも大いにあります。

大型家電なども安心

1人暮らしならもちろん、家族がいても大型家具、家電などを移動させたり自力で処分するのは大変な作業で、アパートやマンションなどの上層階に暮らしている場合は、なおさらです。業者に依頼すれば、搬出から処分まで任せられるので手軽で安心です。

不用品の買取をしてもらえる

生前整理・遺品整理の業者には、古物販売業者を兼ねているところもあります。

まだ使える電化製品や家具、貴金属など対象になるものを買い取ってもらえると、多少のお金に変えることができて、作業費用の節約にもなります。

引っ越しも兼ねて行える

老人ホームなどの入居を予定している場合、生前整理・遺品整理も行っている引っ越し業者に頼むと、引っ越しと同時に生前整理・遺品整理を行えて便利です。

入居には持参できる家財も限られてきますが、大手引っ越し業者では生前整理・遺品整理とともにシーズン外の家財の預かり保管や、譲渡する品物の宅配なども請け負っているところがあり、行き先の違う多数の荷物を一度に整理できます。     

生前整理・遺品整理業者を選ぶ4つのポイント

 生前整理・遺品整理を依頼する時に、良い業者を選ぶポイントとはどのようなものか、知っておくと失敗がありません。

一般廃棄物収集の許可を持っている

生前整理・遺品整理で出る不用品の収集には「一般廃棄物収集」の許可が必要です。

これは市町村が出している許可ですが、持っている業者は少数で、多くの生前整理・遺品整理業者はこの許可を持っている事業者と提携して、不用品の収集や処理に当たっています。

新規に取得するのが難しい資格なので、許可を持たず提携先もない業者の場合は、自治体の一般廃棄物処理場(または清掃工場)に直接持ち込み廃棄するという方法を取ります。

この場合、依頼者が業者に廃棄物処理を委託した形になり、費用の負担は依頼者がするのが前提で、委任状が必要なこともあります。

「産業廃棄物収集」許可では家庭の不用品を収集することはできませんし、一般廃棄物収集の許可を持った提携先がないうえに安い金額で請け負っている業者では、不法投棄などを行っている心配もあります。

「許可証のある業者」または「許可証を持つ事業者と提携している業者」を選ぶと間違いありません。

古物商許可証を持っている

業者が不用品の収集だけではなく買取もする場合は「古物商許可証」が必要になります。

これは各都道府県の公安委員会に申請して取得するもので、中古品の売買をする業者は必ず持っているものです。

無許可の業者では思わぬトラブルになることもあるので、買取依頼をする場合は「古物商許可証」の有無も確認しましょう。

生前整理・遺品整理に関する資格を持っている

生前整理に関する資格では「生前整理アドバイザー」「生前整理認定作業士」という民間資格があります。「生前整理アドバイザー」は文字通り、手順をアドバイスする仕事で、実際に作業に携わる「生前整理認定作業士」は、生前整理アドバイザー2級以上の有資格者が1日の講習で取得できる資格です。

また、遺品整理に関する資格では「遺品整理士」という一般社団法人の民間資格があります。

これらの資格を持つ業者は、生前整理・遺品整理の作業手順や心得、法規制等の正しい知識、個人情報保護についても学んでいますので、ノウハウがあり信頼できる業者を見極める目安になります。

HPやウェブサイトの内容

多くの場合、サイト検索をして生前整理・遺品整理業者を探すことが多いと思いますが、その際にスタッフの顔写真や作業状況、業者が持っている資格や許可の内容などが詳しくアップされている業者は信頼がおけるでしょう。またサービスに関する利用者の口コミなども参考になります。

一方、サイトを見てもどんな状況で誰が作業しているのかわからない、所在地や会社情報がはっきりしない業者は避けたほうが無難です。

生前整理・遺品整理業者の作業の流れ

1.問い合わせ

依頼者からメールや電話での問い合わせをうけ、見積もりの日時を決めます。

*見積もりの日時は、いくつか候補を決めておくとスムーズに決めることができます。

 

2.見積もり

指定した日時に、現地に行き依頼者立ち会いのもと見積もりを取ります。

作業内容の希望や状況などの聞き取り後、間取りや家財の量、大型家具・家電の数などを確認し、多くの場合30分から45分ほどでその場で見積もり金額を提示します。

 

3.申し込み

依頼者から申し込みを受け、作業の日程を決めます。

 

4.作業前の事前準備

当日は、依頼者に作業内容や希望を確認し、貴重品や重要書類など探しだす必要のあるものについては、作業スタッフ全員で情報を共有しておきます。

集合住宅の場合は、出入り口やエレベーター、廊下など共用部を傷つけないように養生します。

 

5.作業をする

紙、ガラス、衣類や布、金属類など、リユースできるものは種類ごとに分別していきますが、衣類のポケットや紙類の中に必要な書類が混ざっていないかなど、ひとつひとつ確認しながら作業します。

骨とう品やブランド品などは買取品としてまとめ、引っ越し荷物の家財・家具・家電はそれぞれ梱包し搬出していきます。

 

6.清掃

搬出後は室内の清掃を行います。掃き掃除だけなどの簡易清掃がほとんどですが、業者によってはトイレやバスルーム、台所なども含めたハウスクリーニングを行います。

 

7.作業の確認と精算

作業が終了したら依頼者に確認してもらい、その場で清算となります。

業者によってはクレジットカードや銀行振り込みが使える場合もあります。

生前整理・遺品整理業者を利用する際の注意点

必ず複数の業者から見積もりを取り比較する

まず、見積もりは複数の業者から取って、作業内容や価格をよく比較検討しましょう。

初めて業者に依頼する方が大半だと思いますので、1社だけですと料金・費用の見積もりを取った時に高くてもよくわからないため「こんなものかぁ」と納得してしまいがちです。

複数社に見積もりを取ることで「作業の内訳」や「価格」を比較しておかしい業者を見抜くことが可能となります。

応対・態度・丁寧な接客であるかどうか

電話での問い合わせや見積もりの段階でも、優良業者なのかはある程度の判断が付きますので、問い合わせに対して丁寧に答えてくれるかどうかや、見積もりをしてもらう時の現地での対応や態度もよくみて業者を選びます。

家財の扱いや対応がぞんざいに感じたり、金額などの質問に明確に答えない業者、見積もり時にすぐ契約することを求める業者は要注意です。

業者への確認と自己管理

基本的に見積もりの金額が最終的な請求金額で、依頼者がオプションなどを希望しない限り変更になることはないのですが、作業後に理由をつけて追加料金を請求する悪徳業者もあるので、見積もりの時には作業後に金額の変更が無いことをも確認しておきます。

また、通帳や印鑑など資産に関するもの、宝石や現金などの貴重品は、トラブルや紛失防止のためにもなるべく事前に持ち出し、自分で管理しておきましょう。

作業にはできるだけ立ち合うようにし、業者の要請に応じて指示や確認を行うと、作業がスムーズに進みます。

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