介護面接での退職理由で使えるシーン別・職場別おすすめ例文【14選】

転職マニュアル・ノウハウ

介護は離職・転職が多いと言われます。

さまざまな職種がある介護の職場では、求められるスキルも異なり、入職したものの「合わなかった」と感じて別の職場への転職を考えたり、人間関係などで退職を決意することもあります。

そんな転職時の面接で、必ず尋ねられるのは退職理由です。 同じ介護業界に転職する場合、その理由はどのように答えるのが正解なのでしょうか? 良い印象を与える退職理由の答え方について考えてみました。

面接で前職の退職理由を聞かれるのはなぜ?

面接で前職の退職理由を聞かれる

早期退職を避けるため

人材を募集し、面接して採用するには、それなりの時間も手間も人件費もかかります。

そうして採用し育成し始めた人材に早期退職されては、職場にとっては大きな損失なので、面接の段階で仕事に対する意欲を確認したり、長く勤務できる人か判断するためにも、退職理由を尋ねるのです。

前職をはっきり説明できる理由もなく辞めていたとしたら、今度もすぐに辞められる可能性が高い、と見られ敬遠される可能性が大きいでしょう。

人柄を判断するため

介護職では利用者や職員含め、幅広い年代の人と関わります。

チームで働くことが多く、コミュニケーション能力が重要になる職場なので、協調性があるかどうかや、他の職員や利用者とうまくやっていける人柄なのかは重要視されるでしょう。

退職理由から、前職で人間関係のトラブルがなかったか、性格などに問題がないかを確認するためにも退職理由を尋ねられます。

スキルや経験値を見極めるため

転職者を採用する側としては、ほとんどの場合すぐにでも介護の現場で役に立つ人材を期待しているので、ある程度のスキルや経験を持つ人を求めています。

前職で仕事の能力に問題がなかったかを確認するためにも、退職理由は参考にされます。 前職で仕事についていけなくて辞めてしまった、とすれば再度教育や育成に手をかけなければならないので、それよりは安心して仕事を任せられそうな人を採用するでしょう。

健康状態を判断するため

前職を健康上の理由で退職したとすれば、今回もその点は心配されます。 退職理由が病気やケガであっても現在完治しているのなら、勤務に支障が無いことを含めてはっきり伝えます。

介護職面接での退職理由NGポイント

介護職面接での退職理由NGポイント

介護職の面接で印象を悪くしてしまう退職理由や答え方とは、どういったものでしょうか。 次に挙げる「言わない方がいいNGポイント」は避けるようにしましょう。

批判的なことば

前の職場や一緒に働いていた人に対する批判は避けます。 転職するのですから何かしら不満があった、のは明らかですが、面接の場であえて細かいことまで話す必要はありません。

それが本当のことで、自分には全く非がなかったとしても、聞いている方にとっては気持ちのいいものではありませんし、面接官にとっては知らない場所や人のことなので、一方的に人を批判する自己中心的な人、と判断されてしまうこともあります。

給与などお金に関すること

退職理由が「前職の給与が安かったから」だとしても、それをはっきり言うのはお勧めできません。給与についての不満は、仕事へのやる気よりも要望や条件が多い人と受け取られがちだからです。

経験が長くあり介護に関する上位資格があるなど、交渉できる材料を持っていれば、面接で給与等の待遇面について話すことが、良い条件での採用につなげられることもありますが、経験が浅い人や自信を持てるスキルが無い人は、他の退職理由について話したほうが無難です。

本音を言う

前職での勤務が過酷でつらかった、人間関係が最悪だった、など本音をそのまま言わないよう注意が必要です。ウソを言う必要はありませんが、角の立たない客観的な表現になるよう、あらかじめ考えておきましょう。

面接では、本音で話すことで「正直な人」と好意的に見てくれる例は少なく、社会常識がない、などかえってマイナス評価となるほうが多いからです。

愚痴をこぼす

面接では基本的にネガティブなことを話すのはNGです。

退職理由やその経緯を詳しく説明しているうちに、愚痴になってしまうのはよくある失敗ですが、面接という公の場で自分の感情を吐露するのはふさわしいことではありません。

面接官には「自分を客観視できない人」「すぐ弱音を吐く人」という悪い印象を持たれてしまいます。

介護職場別!面接の退職理由の例文【8選】

介護職場別!面接の退職理由の例文

介護職の退職理由として面接官に対して説得力を持つのは「仕事に関して自分なりの目標があり、達成するには前の職場を辞めて次の職場に移る必要があった」と、退職理由と今回の志望動機を関連付けて伝えることです。

介護の各事業所・施設の種類ごとに退職理由の例文を考えてみましたので、自分なりに文章をふくらませて、それぞれの状況に合った退職理由を作ってみてください。

訪問介護

在宅の利用者さんと個々に関わることは学ぶことも多く、やりがいもありましたが、多くの利用者(入居者)さんと触れ合えるこちらの施設に勤務することで、より経験を積んでスキルアップしたいと思いました

訪問介護の退職理由としては、ひとりで利用者宅を訪問することでの心理的なプレッシャーなどがありますが、理由には訪問介護のポジティブな面を挙げ、それ以上に転職先にやる気を見出していることを伝えます。

有料老人ホーム

前職では接遇や生活援助から、利用者さんひとりひとりを尊重した接し方を学び経験してきましたが、今後はその経験を生かしながら介護技術の向上も目指したいと思い 退職しました

接遇重視の有料老人ホームでは、介護技術を発揮できなかった、という退職理由も多いでしょう。自分に合わなかった、ということよりも、今後の職場ではどういう仕事に取り組みたいか、に重点を置き、意欲を感じてもらえる伝え方をします。

特別養護老人ホーム

前職では、多数の入居者さんを担当していたので、ひとりひとりと向き合える時間が少ないと感じていました。入居者さんそれぞれに対し、じっくり向き合った介護に取り組みたいと思い、転職を決意しました

介護度が重度で入居者も多い特養の退職理由は、多忙すぎて介護が流れ作業になり、休む暇もなく身体がつらいというものが多いようです。「担当人数が少ない職場で勤務したい」を言い換えると例文のようになります。

介護老人保健施設(老健)

医療スタッフと一緒に働くことで、違った視点や知識を広く学ぶことができましたが、介護スキルももっと深められる所で働きたいと、転職を考えました

退院後の在宅生活に戻る前の中間施設として位置する老健は医療ケアを行う医師や看護師など医療スタッフと一緒に働くことが多く、スタッフ間の人間関係が退職理由であることも多いのですが、批判はせずポジティブな面を強調し理由を述べます。

介護療養型医療施設(療養病床)

重度の方の身体介護を経験し、介護技術を身につけることができましたが、今後は利用者さんの日常生活を支えたり、生きがいを見出してもらうような介護も経験してみたいと思い退職しました

医療的ケア中心で重度の方が大半の介護療養型医療施設では身体介護が多く、体力が持たない、と辞める人が多いです。 もう少し余裕が持てる勤務がしたい、とデイサービスなど他の職種を希望する場合、例文のような言い方が適しています。

グループホーム

前職のグループホームでは少人数の入居者さんでしたが、より大きな施設で多数の方の介護を経験し、介護技術を磨きたいと考えました

グループホームは小規模なところも多く、運営の厳しさから待遇面も良くない場合があります。「より良い待遇を期待して経営が安定している大規模施設に勤務したい、」ということを遠回しに言うと例文のような理由になります。

サービス付高齢者向け住宅

御社の介護に対する姿勢や方針に大変共感し、ぜひこちらで働かせていただきたいと考えました

サービス付き高齢者住宅は、さまざまな業界も参入しているため、介護に疎い経営者や管理者もいます。運営方針などで納得できず退職した場合、批判的にならずに説明するのは難しいので、前職場に触れず、貴社の方針に共感したのでぜひ働きたい、という意思を伝えるようにします。

デイサービス

多数の利用者さんと一緒に楽しむレクリエーション中心の仕事からも学ぶことは多かったのですが、もっとじっくり向き合ってお世話ができる仕事をしたいと思い、退職しました

デイサービスでは、レクリエーション等、人前に出る・盛り上げるということが苦手、負担と感じて退職する人もいます。 その場合、単に「自分に合わなかった」だけではなく、どういう仕事なら頑張れるのかを盛り込んだ退職理由にしましょう。

シーン別!面接の退職理由の例文【6選】

シーン別!面接の退職理由の例文

面接での退職理由にウソは禁物ですが、ネガティブな表現をポジティブなものに変えること、直接的に言うことを避け、遠回しに表現することが基本です。 シーン別の言いかえ方を見ていきましょう。

人間関係・いじめ

前職では、個々で業務を行うことが多かったのですが、より良い介護を提供するために、もっと他の職員とも連携し仕事をしていきたい、というのが退職の理由です

こうした理由に加えて、今回応募する施設(事業所)の人間関係に関する良いイメージ(例えば、見学の時に見た職員の明るい雰囲気が良かったとか、施設の方針として協調性やチームでの連携を大事にしているなど)を応募の理由に挙げると、より説得力が増すでしょう。

残業

介護の知識を身に付けてよりスキルアップするために、資格取得することを目標にして励んでいましたが、その時間がなかなか確保できない職場環境だったので、より安定した環境で仕事にも自己研鑽にも取り組みたいと思い退職しました

単に「休みが欲しい」「残業が嫌だ」ではなく、ポジティブな目標のために時間を使いたい、という仕事に対する意欲が伝わる表現を心がけます。

早期・短期間

取得資格を生かして**の仕事に就くことを希望し入職しましたが、採用後は異なる業務での勤務となりました。今後もしばらくはこのままの配置ということだったので、将来のためにも不本意ながら退職し、新たな職場で仕事に取り組みたいと考えました

早期退職はそれだけでマイナスのイメージがあります。 ですから退職理由では、マイナスがそれ以上大きくならないよう、納得できる説明をすることと、今後の仕事に前向きに取り組む意欲が伝わるようにします。

給料

上位資格に挑戦したいと考えていましたが、前職場では評価方法に不安がありました。スキルアップに対し評価をいただける御社でなら、より意欲的に仕事に取り組んでいけると考えました

「給与が安い」という本音は言わず、評価してもらえるように努めるという、仕事に対するやる気が見える理由にします。

体調不良

体調が悪化すれば、利用者(入居者)様にご迷惑をかけることにもなるので、治療に専念するため退職いたしました。その後、健康状態も回復し通常通り勤務できるという診断をいただいたので、今回応募させていただきました

また体調が悪くなれば辞められてしまうのでは、という点を採用側は心配するので、病気や症状が良くなったこと、勤務できることを具体的に伝えます。 まだ病気が続いていて、負担にならない業務や時間の希望があるのなら、正直に伝えて判断を仰ぎましょう。

結婚

結婚を期に環境の変化があり一度退職をしましたが、生活も落ち着き家族のサポートも得られることとなったので、ぜひ復職してまた介護の仕事を続けていきたいと思っています

家庭環境の変化で退職した場合、面接官が気になるのは、また変化があれば辞めるのではないか、ということです。 出産や介護を理由に退職した場合も、ライフスタイルの変化はあったものの、現在は仕事を続けられる状況やサポートがあり安心して勤務できること、長く続けるつもりであることをしっかり伝えましょう。

おわりに

退職する理由は本来ネガティブなものですが、新しい職場で心機一転頑張るためには、気持ちも切り替えて前向きに取り組む必要があり、そのためにも面接での表現にも多少の工夫が必要です。

退職理由をポジティブな表現に変えてみることで、自分がどのように仕事に取り組みたかったを改めて発見することもできるでしょう。 今回の記事を参考にして、自分らしく自信をもって面接に臨んでいただけると幸いです。

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