高めの血圧を穏やかにする即効性のツボ!血圧高めの方に効くツボ7選

食生活の乱れや運動不足から生活習慣病になってしまう方が増えています。生活習慣病とは高めの血圧や脂質異常症、糖尿病など生活習慣の乱れを原因とする疾患です。

発症初期では自覚症状はなく放置してしまう方が多いのですが、放置してしまうとさまざまな症状が現われて命の危険もあるほどです。特に高めの血圧を罹患している患者数は多く、日本では1000万人を超えています

この患者数は治療を行っている方の人数なので自覚症状がなく治療をしていない方もいれると相当数の方が高めの血圧だと考えられます。

介護の123編集部
介護の123編集部

高めの血圧を改善するには生活習慣を改善したり、薬を飲んだりなどの方法がありますが、ツボ押しの効果も侮れません。そこで今回は高めの血圧に効くツボについてご紹介します。

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高めの血圧とは

収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上

高めの血圧とは病院やクリニックなどの医療機関で測定した場合、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上(140/90mmHg以上)の状態を指します。

医師に血圧を測定してもらう時には緊張があるため、普段より血圧が高くなってしまいます

一方、自宅で血圧を測定する時には、自分の空間でリラックスした状態なので収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上(135/85mmHg以上)の状態が高めの血圧となります。

また、年齢や持病によって目指すべき血圧は多少変わってきますが、基本は上記の数値を目安に血圧をコントロールする必要があります。

血圧を穏やかにするには生活習慣を正し、ツボ押しがおすすめ

高めの血圧の状態を放置してしまうと動脈が硬くなる動脈硬化を起こします。その後、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症など命の危険に関わる疾患へとつながっていきます。そうなる前に血圧をコントロールすることが重要なのです。

血圧を薬でコントロールしている方も多いかと思います。しかし、薬の飲み忘れ、飲み合わせ、腎臓への負担などさまざまな問題が生じるため、生活習慣を正すことが血圧を穏やかにする一番良い方法です。

それと平行して血圧のツボを押していくと、薬なしで血圧をコントロールできるようになってきます。

ツボの効果とは

ツボ押しで間接的に血圧を穏やかにする

ツボを押すだけで高めの血圧を治すことができるのかというとそうではありません。ツボを押してストレスを軽減したり、血流を良くしたり、自律神経を整えていくことで心臓への負担を減らして間接的に血圧を下げていくのです。

血圧は1日中一定というわけではなく、日内変動があります。運動した直後は血圧が高くなりますし、ストレスを感じている時に血圧を測定すれば高い数値になるでしょう。

外部からの少しの刺激でも血圧は変動するので、ツボを押して血圧が上がる要因を取り除くことで血圧をコントロールすることは可能なのです。

ツボ押しの古い歴史

ツボ押しは鍼灸医学の一部であり、古い歴史を持っています。2000年以上前から古代中国で用いられており、人々の健康を支えてきました。

日本では平安時代から外科的処置として用いられており、戦国時代では武将達もお灸を据えてから戦地に赴いたとされています。

西洋医学が科学的根拠に基づいた医学なのに対して、鍼灸は東洋医学であり経験則に基づいた医学です。古い歴史を持ち、多くの人々を癒してきた経験があるのです。

日本では西洋医学が主流であり、科学的根拠に基づいた医療が提供できるように日々研究が進められています。新薬を発売する時には莫大な費用と時間が投入して薬の効果や安全性を試験していきます。

発売後も市販後調査が行われており、治験時に現われなかった副作用が現われていないかとチェックしているのです。東洋医学ではこのような科学的根拠はありません。

しかし、西洋医学に頼りきりになるのではなく、鍼灸のような経験則に基づいた東洋医学も同時に行うことでより健康的な生活を送れるようになるでしょう。

血圧対策ツボ押し7選

血圧に関するツボは体の中にたくさんあります。血圧対策のツボをご紹介します。

合谷(手)

合谷

まずは合谷と呼ばれるツボです。「ごうこく」という読み方をします。

症状・効果

合谷は全身のツボの中でも万能のツボといわれています。ストレスを軽減させることで血圧を解消していきます。高めの血圧以外にも肩こり、歯、目、鼻など首より上の部位の痛みに効果があります。

ツボのとり方

合谷は手に存在しているツボです。人差し指と親指の骨が交わっている点からやや人差し指寄りのへこんでいる点が合谷です。

ツボの押し方

まずは左手で右手の合谷を押していきます。少し痛みを感じるほどの強さで3~5分ほど押し続けます。この後、右手の合谷も同様に押していきます。そこ10分後に血圧を測ってみると血圧が下がっているほど即効性のあるツボです。

合谷は自然な動きでツボを刺激することができるので、仕事中や移動中など人目がある場所でも押すことができるので、おすすめです。

八風(足)

八風

八風という足にあるツボです。「はちふう」という読み方をします。テレビ番組「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」でも紹介されたツボです。

症状・効果

足先の血流を良くすることで血圧を低下させます。血圧が低下する以外に血流が良くなることで冷え性の予防にも役立ちます。冷え性と高めの血圧に悩んでいる女性には最適なツボです。

ツボのとり方

八風は5本の足の指の付け根に存在しています。指と指の間に存在しているので片足に4箇所存在しています

ツボの押し方

八風は親指で押していきましょう。上から4秒ずつ10回程度押していきましょう。少し痛みが残るくらい強さで押すのがポイントです。

お風呂上がりなどにストレッチをしながら八風を押していくことを習慣にすると健康的な体を手に入れることができるでしょう。

人迎(首)

人迎

人迎とは首元にあるツボです。「じんげい」という読み方をします。

症状・効果

人迎には自律神経が通っています。自律神経を直接的に刺激して頸動脈の血圧を整えていきます。自律神経を整えると高めの血圧だけでなく、睡眠の質を改善したり、イライラしにくくなったりなどの効果にも期待ができます。

ツボのとり方

人迎は喉仏から左右に指2本分離れた点に存在しています。その点を指で触れてみるとドクドクと脈を打っていることが確認できると思います。そこが人迎です。

ツボの押し方

人差し指と中指を揃えて、中指が人迎に当たるように刺激していきます。あまり強い力で押してしまうと喉を痛めてしまうので無理のない力で刺激していきましょう。

息を吐きながら5秒間、息を吸いながら5秒間を目安に人迎を押していきます。左右5回ほど繰り返すと良いでしょう。人迎も自然な動きでツボ押しが可能です。移動中などのスキマ時間を活用して人迎を刺激していきましょう。

降圧帯(耳)

降圧帯

いかにも血圧を下げくれそうな降圧帯は耳に存在しています。「こうあつたい」という読み方をします。

症状・効果

降圧帯を刺激することで血圧を正常に保ちます。

ツボのとり方

耳の上部にあるへこんでいる溝のような点とその裏側です。

ツボの押し方

親指と人差し指を使って降圧帯を挟み込みます。優しくこするような感じで刺激していきましょう。

左右同時に刺激すると効果的です。20~30回を1セットとして1日3セットを目安に刺激していきましょう。朝昼晩と時間を分けてツボ押しするのがおすすめです。

十宣(手)

十宜

十宣という手の存在しているツボです。「じっせん」という読み方をします。

症状・効果

手の血行が良くなるために、自律神経が整い血圧が正常な状態になります。指のしびれや冷え性に呼ぼうにも役立ちます。

ツボのとり方

手の指先に存在しているツボです。十宣は両指を合わせることで左右同時にツボ押しをすることが可能です。

ツボの押し方

両手の指先を合わせます。3秒間かけて徐々に力を入れていきましょう。強くツボを押せているなと感じたら、今度は3秒間かけて徐々に力を抜いていきましょう。これを3~5分ほど繰り返して下さい。

指先を合わせるだけなので、簡単にツボ押しをすることができます。湯船に浸かりながら十宣を刺激して体をゆっくりと暖めると良いでしょう。

曲池(肘)

曲池

曲池という肘に存在しているツボです。「きょくち」という読み方をします。

症状・効果

血流を良くすることで血圧を正常な状態に保ちます。また、美白に効くツボであり、シミやくすみの改善にも期待ができます。健康だけでなく、美容にも効果のある一挙両得なツボです。

ツボのとり方

肘を曲げた時にできる横皺の一番端に存在しているツボです。押すと少し痛みが走る場所が曲池です。

ツボの押し方

親指を使って強い力で5秒間押していきましょう。左右交互に5~6回行うと良いでしょう。痛くて我慢できないほど強い力で押す必要はありません。痛みを感じたら、力を弱めて5秒間ツボを押せる程度の力に調節しましょう。

足三里(足)

足三里

足に存在しているツボです。「あしさんり」という読み方をします。

症状・効果

足の疲れやむくみを解消する効果があります。足の血流を良くする効果もあるので高めの血圧への効果にも期待ができます。

足には大きな筋肉が存在しているので、足の血流が良くなれば全身の血流が良くなり、むくみの解消、血圧の改善などの効果に期待ができるでしょう。

ツボのとり方

膝のお皿のすぐ下に存在しているツボです。外側のくぼみに人差し指を置いて、中指、薬指、小指の4本を揃えて小指が当たった点が足三里です。

ツボの押し方

椅子に座った状態で足三里を手の親指を使用して力強く押していきましょう。ぐりぐりと3~5分程度押していくと良いでしょう。痛みを感じたら力を弱めて調節して下さい。

仕事中でも足三里であればツボ押しすることができるので、デスクワークが多く足のむくみが気になっている方は時間を見計らってツボ押ししましょう。

ツボ押しの注意点

血圧を下げるツボ注意

高めの血圧に効くツボを押せば、塩分をどれだけ摂っても、運動を全くしなくても良いというわけではありません。まずは、生活習慣を見直すことが優先です。その中でツボ押しを実践していくとさらに効果的という考え方です。

ツボ押しは家事や仕事の合間、バスタイム中、ちょっとした移動時間で行うことができます。スキマ時間を活用してツボ押しを行うことで健康を手に入れることができるでしょう。

ツボを強く押しすぎるのは厳禁

ツボを押す時の注意点としては、ぐっと強く押し過ぎたり、テレビ番組の罰ゲームのように痛みで跳ね上がるほど強い力で刺激をしたりしてはいけません。あくまで「気持ちいい」と感じる程度の力で刺激することが重要です。

ツボを押すことによって血圧が下がり過ぎたり、体がだるくなったりすることもあるので、過度に刺激することは厳禁です。目安の刺激回数を守って、だるさなどを感じたら刺激回数を減らすなどして調節しましょう。

また、ツボの位置は大体決まっていますが、体の状態や個人によって微妙に変化します。毎日ツボ押しをすることによってツボの感触や見た目の変化に気付くことができます。

そのような変化は不調のサインです。不調に気付いた場合には早期に病院を受診するなどの選択肢もあります。不調が続く場合には無理はせずに病院で診てもらいましょう。

ツボ押しは変化に敏感に気付くことができるという点で優れているのです。高齢者で血圧の薬を飲んでいる方は多いです。血圧の薬はなかなか辞めることができずに一生飲まなければならないのかと悩んでいる高齢者の方も多いでしょう。

薬には多かれ少なかれ副作用があり、薬を排泄する時に腎臓や肝臓にも負担がかかってしまいます。薬を飲まずに血圧をコントロールできるなら、それに越したことはありません。

ツボ押しをしていけば血圧をコントロールすることができるので、注意点に気をつけながら血圧に効くツボを刺激していきましょう

おわりに

ツボ押しで血圧が下がるのか半信半疑の方もいるでしょうが、テレビ番組で実験も行われています。実際に、ツボ押し前の血圧とツボ押し後の血圧を測定すればツボ押しが血圧に効果的なのがわかるはずです。

高めの血圧はさまざまな疾患の入り口になるので、自覚症状がない段階でケアしていくことが重要です。また、加齢によっても血圧は上がってしまうので、年を追うごとに注意が必要になってきます。普段からツボ押しを行って血圧を正常な状態に保ち、命の危険がある疾患から自分を守りましょう。

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