失敗しない!デイサービスにて高齢者レクをスムーズにできる進行の仕方

デイ高齢者レク進行の進め方 介護の現場で役立つ

デイサービスのスタッフが抱えている悩みの多くは、レクに関するものといわれています。
レクの内容や盛り上げ方なども悩みの種ですが、なかでも進行を任されるのは、まだ経験の浅いスタッフにとっては、プレッシャーも大きく不安になるものです。

そんなレクの進行について悩んでいるスタッフに役立てていただける、スムーズな進行の仕方について考えてみました。

高齢者レクの進行役4つの心得

笑顔が大事

第一の心得は笑顔であることです。
おかしくなくても笑顔を作っていると、脳が「楽しい」と感じ本当に楽しい気分になるとか。また、笑顔は伝染していくので、進行役が楽しそうにしていると、そのワクワク感は参加者にも伝わっていき、全体の雰囲気が和むことでスムーズに進行ができます。

大きな声で

高齢者には耳が遠い人も多いのですが、仮によく聞こえなくても遠慮してしまい、聞き返せない人もいます。

しかし、ルールなどの説明が全員に伝わっていないと、レクを十分楽しんでもらえないので、最初から大きな声ではっきりと、聞き取りやすく話すように心がけ、言いたいことが伝わっているか確認しながら進めます。

予定通りに進まないのが当たり前

認知症の方などはルールの理解が難しく、興味をもってくれない場合もありますし、高齢者は疲れやすいので、途中で席を外すひとがいたり飽きてしまったりということも。

高齢者レクはすべて計画通りに進行するというほうが珍しい、と考えていた方が柔軟に対応できるかもしれません。
事前の準備や計画は十分する必要がありますが、ある程度参加者に合わせるつもりで進めていきましょう。

安全確認はしっかり

準備の段階でも、使う道具や場所などの安全確認は必ずしておきますが、全体を見渡せる進行役は、体調不良による突然の転倒やケガなどを含め、事故が無いように、参加者の様子の変化にも注意します。

高齢者レクリエーションの進め方

【STEP1】準備

グループ分け

開始前の準備として、あらかじめ決めておいた内容に沿った人数ごとに、グループ分けをしておきます。名簿を作って名前を書き出しておくとわかりやすいです。

誘導

グループごとに椅子等を配置しておき、座る位置に参加者を誘導していきます。

待ち時間

全員が席に着くまでは、先に座っている人には待ってもらうことになるので、BGMなどを流して、リラックスできるようにします。
この間に、ひとりひとりにちょっとした声掛けをしておくことで、進行役自身の緊張をほぐすことにもなります。

【STEP2】導入

あいさつ

進行役は前に出て「みなさんおはようございます!(こんにちは)これから*時までレクを行います」
など明るくあいさつをし、レクを始めることを印象付けます。

【STEP3】アイスブレイク

レクのプログラムに入る前、短時間でアイスブレイクを行います。

アイスブレイクとは?

アイスブレイクとはレクリエーションなど集まりの場で、参加者の緊張をほぐし、場を和ませる方法のことを言います。
簡単なゲームや、遊びの要素を加えた自己紹介などのアイスブレイクをすることで、参加者同士が打ち解け、盛り上がりやすくするものです。

アイスブレイクを行う

「では今日のレクに入る前に***をして気分とからだをほぐしていきましょう」などと、あらかじめ決めておいたアイスブレイクのゲーム等を説明し、グループごとにやってもらいます。
レクに入る前に疲れてしまわないように、時間は短めに説明も含め10分程度をめどにします。

【STEP4】展開

プログラムの説明

アイスブレイクが終わったら「それでは、レクを始めましょう。今日のレクは++++です」と伝えます。
簡潔に次の予定を伝えるのは気持ちや行動にメリハリをつけるためにも大事なので、終了予定時間も伝えておきます。
また「トイレに行きたいときや体調が悪い時、わからないことなどがあれば言ってくださいね」と、参加者が我慢したり遠慮しないように声掛けもしておきます。

プログラムの開始

レクの説明はわかりやすく行い、動きのあるものでは実際に職員が前に出て動作をしてみせたり、ルールがあるものは紙に大きく箇条書きにして貼っておくといいでしょう。
レクが始まったら、進行役も参加者全体の様子を観察します。

必要なフォロー

進行役とは別にフォロー役の職員を配置しておき、戸惑っている人や取り組めていない人がみられたら、必要なフォローをしてもらいます。
ルールの理解ができていないようなら、再度わかりやすく説明したり、障害などにより取り組みに支障があれば、解決できるように考え援助します。

参加者への声掛け

進行役は黙々と進行に徹するのではなく、参加者の様子をみて褒めたり声掛けをするなど、参加者を巻き込みながら進めていくと全体の気分も盛り上がります。

【STEP5】まとめ

運動系レクでからだを動かした場合は、終了前に整理運動(簡単なストレッチ)などでクールダウンします。
時間になったらレクの終了を告げ、その日の内容を振りかえり日常の活動へ気持ちを切り替えていきます。

「今日はうまくできましたか」「印象に残っていることはありますか」など「難しかったこと」「面白かったこと」「要望」など、ひとりひとりに尋ね今日の感想を引き出します。

全員への聞き取りが時間的に難しければ、活躍していた人など数人に尋ねます。

高齢者レクで失敗してしまった時

緊張して進行を忘れてしまう、全然盛り上がらなかった、など「失敗した」と思うことは高齢者レクではたくさんあるものです。

失敗を元に改善して、より良いものにしていけるのですから、落ち込むことは無いのですが、上手くいかないことが続くとどんどん苦手に感じてしまうこともあります。

ここでは失敗した時の対処方法や、改善するためのヒントをお伝えします。

緊張して失敗

緊張で声がうわずってしまったり、表情が固まってしまったなどの失敗は多くのスタッフが経験しています。つまり最初は失敗して当たり前、回数をこなして慣れていくのが一番の方法なのですが、レクが始まる前や普段から、来ている利用者と少しずつでいいので広く会話するようにしておくのもひとつの手です。

よく知っている人を前にした場合、人はあまり緊張しないものなので、参加者と事前に会話しておくことで、緊張や不安を減らすことができます。

段取りを忘れて失敗

プログラムではAを先に行うはずがBから始めてしまった、など段取りを間違えた時、順序が入れ替わってもあまり支障がないことなら、柔軟に進めていきましょう。

しかしそうではないことなら、参加者に協力を求めて修正することもあるでしょう。そんな時に大事なことは、落ち込んで暗い表情にならないこと。

「ごめんなさい!間違ってしまいましたー!」と明るく笑ってしまうと、かえって場が和むものなので、無理にでも明るく振る舞い大きな声を出しましょう。

そして、次回からは簡単な進行表を自分用に書いて手元に置いておくと便利です。
プログラムの進行順や目安の時間、気を付けたいことも記しておき、時々見ながら進めると間違いがありません。

盛り上がらなくて失敗

どうやったら盛り上がるのか、は高齢者レクでは誰もが悩んでいることです。
対処方法はいろいろありますが、自ら盛り上げる、というのがどうしても苦手、という人もいるでしょう。

そんな時は、上手に進行をしている先輩スタッフのやり方をよく観察してみましょう。
参加者への声掛けや視線、声のトーンや動きなど、自分との違いや取り入れられそうなことが必ずあると思います。

できることから真似をしていくと、徐々に自分なりの盛り上げ方や、成功のポイントを発見していけます。

おわりに

どの仕事でもそうなのですが、最初から全く失敗なくできる、ということはほぼありません。失敗しないように、というやる気や準備は大事ですが、あまり失敗を怖れるとそれがプレッシャーになり、かえってうまくいかない、ということもよくあります。

今回の記事を参考に十分準備をしたら、あとは何度もレクを経験することで、自分なりのコツをぜひ掴んでいってください。

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