良かれと思って使った柔軟剤が・・・

トラブル

利用者Qさんは、85歳という高齢ではあるがお元気です。しかし最近、肌が弱くなって肌着が擦れて痛いと訴えてきた。

ある日、私(ヘルパー)は近所のスーパーで夕食の買い物をしていたときに、ふと思いついて柔軟剤を買い、次にQさん宅に訪問したときに使ってみました。

すると、「下着やタオルが柔らかくて気持ちがいいわ。あなたは洗濯が上手ね」と褒められました。それからずっと柔軟剤を使って洗濯をしていました。

使い切ってしまっても「たいした額でもないし、Qさんが喜ぶなら」と思って自分のお金で勝手に買って使っていました。

夏になって突然、Qさんの体中に湿疹が出ました。「汗疹」だろうといい、Qさんは汗疹薬のシッカロールを付けたり、市販の軟膏を付けたりしましたが、

湿疹は良くなるどころか、かえって悪化しました。全然治る気配がないので、Qさんは皮膚科を受診されました。

それからしばらくして訪問したときに、「洗濯物で柔軟剤は使っていないか?」と医者に聞かれたんだけど、うちでは柔軟剤なんて使ってないよね?」とQさんに尋ねられました。

ドキッとしましたが、なぜか正直に言えず、私は「使ってませんよ」と嘘をついてしまいました。その日の洗濯では柔軟剤を使わず、帰るときこっそりと柔軟剤を持って帰りました。

同僚にヘルパーにそれとなく聞いてみると、「肌が弱いと柔軟剤はかぶれを起こすことがある」ということで、それは”常識”だとのことでした。

Qさんの洗濯で柔軟剤を使うのをやめて1ヶ月くらいでQさんの湿疹は綺麗に治りました。ちょうど夏の終わりで涼しくなった頃だったので、

「やっぱり汗疹だったんだね」とQさんはおっしゃっていましたが、本当の原因は私だけが知っているのです。

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 利用者の対策

この事例の原因はヘルパーの個人判断にあります。ヘルパーが個人判断をしてしまうのは、思ったことを利用者側に相談せずにしてしまうからです。

したがって「このヘルパーは、相談せずに黙ってするタイプだな」と感じたら、その場で、「何かする前に必ず相談して」と言ってみましょう。

それで、そのヘルパーが相談するようになれば大丈夫です。しかし、そう言ってもダメなヘルパーのときには、何度も同じことを注意するのはやめましょう。口げんかなどになりかねません。

その場合は、会社に「ヘルパーの○○さんは、黙って何かをしてしまうので困る。この前もこういうことがあった。何かをしようと思ったことは、それをする前に必ず私に相談するように、会社側がきちんと教育をしてほしい」と言うべきです。

社内の組織の問題は、ほぼ利用者側には見えません。もし、主任などがいい加減な仕事をしていることが見えた時には、問題のある人(この場合主任)よりも組織の上部の人間に、

主任の仕事の仕方が間違っている実例を挙げ、そのことが原因で、利用者である自分がヘルパーの仕事で不安や被害を受けていることを知らせましょう。

気を付けなければならないのは知らせる相手です。ヘルパーからは会社側に言いにくいことでも、利用者側からなら言えることが、実はたくさんあります。

また、ヘルパーではなく利用者側が言った方が、聞く耳を持つことが多く見受けられます。

 ヘルパー、職員の対策

自分の勝手な判断で物事を決めてはいけません。この場合、柔軟剤を入れようと思ったなら必ず、利用者に相談しなければダメです。利用者の生活なのでヘルパーが決めるのはおかしいです。

嘘を付くのもダメですね。嘘をつくといつかバレて信頼を失います。してしまったことはしょうがないので、きちんと申告して謝罪しましょう。

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