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認知症の予防改善にアロマオイル驚きの効果?|たけしの昼夜配合とは

(最終更新:2018年1月27日)
認知症の予防改善にアロマオイル驚きの効果?|たけしの昼夜配合とは

「アロマが脳の若返りに効果的」という話題は、たけしの「みんなの家庭の医学」や雑誌でも取り上げられたことがあり、認知症に効く香りがある、という話も一度は耳にされたこともあるかもしれません。匂いと認知症には、一見なんの関係も無いように思えますが、一体どのように効くのでしょうか?

香りが認知症に効く理由や、具体的にはどんな香りが役立つのかなど、詳しく順に説明します。

アロマセラピーとは?

まず始めに「アロマ」「アロマセラピー」について説明していきましょう。

アロマとは植物の香りのこと、おもに植物の花や種子、樹皮や樹脂などから抽出したエッセンシャルオイル(精油)のことを指し、アロマセラピーとは、この精油を使った「芳香療法」のことをいいます。

日本では1997年に、医療に従事する人たちの研究団体として「日本アロマセラピー学会」が発足し、一般的な薬物療法や治療法を補完する代替療法として、安全で確実な効果を上げるための研究を重ねてきました。

アロマセラピーとアロマテラピーの違い

「アロマテラピー」と「アロマセラピー」は基本的には同じ意味ですが、日本では医療の現場で使われる場合は「アロマセラピー」と呼ぶことが多く、リラクゼーションなどを目的とした一般の使用には「アロマテラピー」という言葉が多く使われているようです。

日本アロマセラピー学会の発足当時、国内では「アロマセラピー」はまだまだ認知されていない状態でしたが、現在では会員数も増え、心療内科、整形外科、産婦人科などの多岐にわたる医療現場で、アロマセラピーを導入するケースも増えています。

また、介護施設や緩和ケア病棟などでも、リラクゼーションや痛みの緩和に有効とされ、マッサージなどにアロマセラピーを取り入れる施設も増えてきました。

アロマセラピーで認知症が改善する?

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アロマセラピーは、非薬物療法として、おもに体の痛みや精神的なストレスの緩和など、心身の不調を和らげる目的で使われてきましたが、近年認知症の治療にも用いられるようになりました。

そのきっかけとなったのは、日本の認知症研究の第一人者であり、鳥取大学医学部で長い間アルツハイマー型認知症の研究と診療を続けておられる浦上克哉教授

「ある匂いを嗅ぐことで、認知症を予防し脳を若返らせることが出来る」

という説によります。

アロマセラピーによるさまざまな効果

この説を立証するための教授の研究内容は、高齢の認知症患者を対象に、昼と夜でそれぞれ違う香りを使った2時間ずつのアロマセラピーを1か月間行い、その効果を測定し数値によって評価するというものでした。

その研究の結果、軽度~中等度の認知症患者について、記憶力などの改善が見られました。また、睡眠の質が良くなり生活のリズムが整ったことで、昼間の傾眠や夜間に大声を出すなどの、認知症患者に多くみられる症状が減少したということです。

香りの刺激が自律神経のバランスを整えることで、身体の機能改善につながったり、また良い香りで精神的にリラックスすることによる心理的な効果から、認知症の周辺症状の改善も期待できると考えられます。

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香りと脳の働きの関係は?

人間の「五感」の中で、視覚・聴覚・味覚・触覚が思考や理性を司る大脳新皮質を経由して伝わるのに対して、嗅覚だけは脳の大脳辺縁系に直接届きます。

この大脳辺縁系は

本能を司る部分で原始の脳とも言われ、記憶を司る海馬や、情動に関係する扁桃体を含んでいます。

嗅神経とアルツハイマー型認知症の関係

アルツハイマー型認知症では、記憶が損なわれることよりも先に、海馬に直結する嗅神経がダメージを受ける、ということがわかっていました。

2007年には「アルツハイマー型認知症の患者では、記憶の障害よりも先に嗅覚の障害が現れている」という内容の論文も、アメリカの研究者が発表しています。

この研究者によると、アルツハイマー型認知症患者14人中12人に、嗅覚の障害が見られたそうで、嗅神経が受けたダメージが、次第に脳にまで伝わり広がってゆき、記憶も障害を受けてゆくのではないか、と考えられています。

嗅神経は香りで回復することが実証

しかし、一方で再生能力が高い嗅神経は、効果的に刺激を与える(活性と鎮静を繰り返す)ことで、回復するという特徴を持っています。

このことから逆に、適切な香りを使って嗅神経を刺激することにより、海馬を活性化させ記憶力を改善させることも可能なのでは、と浦上教授は考えたのですが、研究は見事にそれを実証するものとなりました。

認知症の改善に効く香りとは?

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それではどんな香りが、効果的にその嗅神経を刺激してくれるのでしょうか?

浦上教授があらゆる香りを実際に認知症患者の方に嗅いでもらい、症状の改善度合いを分析した結果、昼と夜のそれぞれで使用すると効果的な香りと、高い効果が得られる使い方を見つけることが出来ました。

昼に効果的なローズマリーとレモンの香り

ローズマリーとレモンの香りには、交感神経が刺激され、記憶力や集中力が活発になります。

  • ローズマリー

    ローズマリーはシソ科の植物で「若返りのハーブ」とも呼ばれます。血行を促して新陳代謝を促進し、記憶力を高める効果があると言われています。

  • レモン

    レモンの香りには、気持ちを高揚させ、リフレッシュさせる作用があり、集中力を高めるとも言われます。

夜に効果的なラベンダーとオレンジの香り

ラベンダーとオレンジの香りには、副交感神経を優位にし、自律神経を整えリラックス効果があります。

  • ラベンダー

    たくさんの小さな紫色の花をつけるラベンダーは、香水や香料などに多く使われていますが、この香りにはイライラした心を穏やかに落ち着けてくれる鎮静作用や、寝つきを良くしたり、筋肉痛などの鎮痛にも効果的に作用します。

  • オレンジ

    また、オレンジは頭痛や緊張を和らげてくれる作用があり、ラベンダーとも相性のいい香りです。

本場フランス産の天然100%精油のアロマオイル

管理人おすすめの昼用・夜用アロマです

私がお勧めする昼用・夜用2種類のアロマオイルは、精油業界で評価が高いフランス産などの天然精油100%を使用したアロマオイルです。

無農薬製法で育てた植物から抽出された最高級のオーガニックエッセンシャルオイルを、2:1の割合で配合されてます。また、抽出方法や原産国など厳選なる審査に合格したAEAJ表示基準適合認定精油であるため、安心して使用できますよ。(AEAJ=日本アロマ環境協会は、内閣府から唯一公益認定されたアロマテラピー法人です)

介護施設などでも幅広く使用されており、ご両親へのプレゼントとしても最適ですよ。

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認知症の予防・改善のためのアロマセラピー

では、次にアロマセラピーの具体的な方法について説明します。

用意するものは以下の3つです。

1・精油(エッセンシャルオイル)

精油の選び方

4種の精油を用意するのですが、購入の際は、植物から抽出した100%天然のものを選びます。

化学的に合成した香りや、他の原料を添加したものでは効果が出ないので、ビンに記載してある学名(ラテン語で記載)やロット番号(製産地や製造年を調べることが出来る管理番号)などを参考に、天然原料を使った確かな製品を購入するようにしましょう。

選ぶ時の注意点

「アロマオイル」「ポプリオイル」などと表示されているものは、ビンの形状などが似ていても合成香料であることが多く、混同することが無いように注意が必要です。

また、同じ植物名が入っているものでも、種類が違うものがあり(ローズマリーカンファーとローズマリーシネオール、など)効果も変わってきます。

購入時には、カッコ内の学名を参考にして確認すると、間違いがありません。

昼用の精油
  • ローズマリー・カンファー(学名=Rosmarinus officinalis ct.Camphora)
  • レモン(Citrus limon)

*ローズマリー2に対してレモン1の割合で配合して使う。

夜用の精油
  • 真正ラベンダー(Lavandula offcinalis  または Lavandula angustifolia)
  • オレンジ・スウィート(Citrus sinensis)

*真正ラベンダー2に対してオレンジスィート1の割合で配合して使う。

認知症予防の商品として、すでにブレンドされているものもありますが、個別に購入した場合は、昼用・夜用ともに上記の割合で配合して使います。

精油を使う際の注意

精油の取り扱いには、いくつか注意事項があります。説明書等も必ず確認し、安全に使用しましょう。

  • 香りがとても強いので、嗅ぎ過ぎると気分が悪くなったり頭痛がすることがある
    (高血圧・低血圧・てんかんなど、自身が持病を持っている場合はあらかじめ医師に相談しましょう。家族に体調がすぐれない方がいる場合も使用には注意が必要です)
  • 肌につけない、目に入らないようにすること
    (アロママッサージなどの際は、キャリアオイルと呼ばれる植物油で1%以下まで薄めて使うことがありますが、精油をそのまま肌に塗ってはいけません)
  • 飲まないこと
    (飲用は重篤な中毒症状を起こす場合もあるので厳禁です。特に乳幼児やペットが誤って口にしないように保管場所に注意しましょう)
  • 引火性なので、火気の近くでの使用や保管はしないこと
  • 揮発や酸化を防ぐため、蓋をしっかり閉めて冷暗所で保管すること

2・アロマペンダント

認知症予防のアロマセラピーでは、昼用の香りをこのペンダントに入れて首から下げ、午前中に2時間以上使用します。

アロマペンダントには、小さなステンレス製の筒のなかに精油を染み込ませたフィルターを入れるもの、ガラスや木製の小瓶状のものなど、材質や価格もさまざまなものがありますので、自分の好きなもの・使いやすいものを選びましょう。価格は、形状や素材などにもよりますが、1,000円台~4,000円程度が多いようです。

 

3・アロマディフューザー

室内で使う、おもに電気式のアロマ芳香器のことで、夜用の香りを使ったアロマセラピーで使用します。寝る1時間前から使用し、眠りについた後も1時間程度香りに包まれた状態にするなど、合計で2時間使用すると、良い睡眠と効果が期待できます。

アロマディフューザーは、タイマー付きのもの、ファン付きで香りがより広がるような機能があるもの、音楽機能がついているものなど、機能やデザインにより価格は1000円台から2万円程度まで色々販売されています。選ぶ際には、精油を使用できる製品であることを確認してください。

おわりに

薬物療法と同程度の症状の改善が見られた、という認知症患者へのアロマセラピーは、物忘れが進み始めた認知症予備軍の人にも、記憶力が正常範囲に戻るなど、十分な効果が見られたそうです。重い中核症状患者の場合にも不眠が改善されたなど、周辺症状については一定の効果が出ているようです。

認知症に対するアロマセラピーについては、薬物療法など他の治療法と併用でき、患者と介護者にとっては期待できる療法の一つといえます。40代や50代の人は、今からアロマセラピーを始めることで、未来の認知症リスクを減らすことが出来るといえます。

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