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認知症ケア専門士とは?受験資格・難易度・合格率・通信講座を解説

(最終更新:2018年1月27日)
認知症ケア専門士とは?受験資格・難易度・合格率・通信講座を解説

認知症ケア専門士の仕事内容

認知症ケアに特化した専門的な資格

認知症ケア専門士とは、認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士になります。2005年に一般社団法人日本認知症ケア学会が設立した民間資格です。

仕事の内容はその名の通り、認知症の症状及びその対応に関するスペシャリストとして、認知症の人のサポートとケアを行っていくことが目的となります。

この資格の役割は、認知症の人やその家族を含めて等しく支援を行っていき、介護から相談まで幅広く行うことになります。認知症の知識が無い方に対しても、どのようなケア方法があるのかを説明する役割もあるので、職員への研修指導者としても活用されています。

資格を維持するには更新が必要

認知症ケア専門士は、常に新たな知識・技能の修得を資格維持の要件としているため、日本認知症ケア学会が主催する講座や、認定する他の団体が開催する講座へ参加する必要があります。

5年間で各講座に参加して30単位以上を取得することが更新制の要件になります。

認知症ケア上級専門士とは?

認知症ケア専門士にはさらに上に「認知症ケア上級専門士」があります。こちらは、認知症ケアでのチームリーダーや地域におけるアドバイザーとして活躍することができる上級専門職です。

役割は、自分の経験や科学的根拠に基づき、リーダーや指導者として適切な認知症ケアを実施し、新人介護士に指導したり、悩みなど聞いて解決するなど地域のアドバイザーとしての社会的な責任が求められる重要な認定資格になります。

認知症ケア専門士の取得者数

認知症ケア専門士の有資格者は2016年時点で全国に約5万人(第1回~第12回)活躍されています。特に多い都道府県は以下になります。

大阪府 2,452人
東京都 2,186人
北海道 2,146人
神奈川県 1,756人
愛知県 1,721人

認知症ケア専門士と同じような資格

似たような資格に「認知症介助士」「認知症ライフパートナー」や「認知症ケア指導管理士」というものがあります。

認知症介助士 
認知症に関する正しい知識を習得することができ、家族や職場、身近にいる認知症の方への寄り添える存在になることができる資格となっています。

認知症ライフパートナー 
認知症ケア専門士の役割にプラスして運動・音楽・園芸・回想法などを通したコミュニケーションの手法を使って介護を行っていく資格となっています。

認知症ケア指導管理士 
認知症の人をサポートするのではなく認知症を介護する人材を育成するための指導者を行う資格となっています。

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認知症ケア専門士の将来性

将来性が非常に高い資格

厚生労働省の調べでは、2025年までに75歳以上の高齢者の数は3,500万人に達すると言われており、さらに認知症高齢者の数は約320万人に増えると考えられてます。

今後、認知症高齢者がこれからもさらに増えていくことを考えれば、そのスペシャリストともいえる認知症ケア専門士の資格は将来性がかなり高いものと言えます。

認知症ケア施設などではより求められる

しかしこの資格は国家資格ではないので、企業に対するアピール力が不足することも考えられます。そのため介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)のような一般的に知られている資格と合わせて取得することで効力をより発揮することができるでしょう。

認知症ケア専門士の受験資格は「認知症ケアに関する施設、団体、機関等において、過去10年間の間に3年以上の認知症ケアの実務経験を有する者」となっています。

この資格が取得できる状態になっているのであれば、必要な人材になっているため、そこからの資格取得となれば転職も間違いなくしやすくなると予想できます。

認知症ケア専門士の就職先

認知症ケア専門士は、どのような働き先があるかというと、

  • グループホーム
  • 認知症対応型のデイサービス
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 居宅介護事業所
  • 医療機関
  • 社会福祉協議会
  • 地域包括支援センター

現状は等といったところで働いている人が多くなっているようです。

求められる人材になるためには

この資格のみでの求人はそこまで現状は多くありません。具体的には「認知症ケア専門士も持っている介護職員初任者研修や介護福祉士」のように他の資格とセットになって求められていることが多くなっています。

以下は認知症ケア専門士を取得した人がほかに保有している資格になります。

介護福祉士 19,247人
ケアマネージャー 15,253人
介護職員初任者研修 11,497人
看護師 7,588人
福祉住環境コーディネーター 4,854人

また最近では、認知症に特化したサービスを取り入れているところが増えているため、そのようなところが増えていけばこの資格のみでも就職することができるようになるでしょう。

関連記事 「認知症ケア専門士」の就職・転職探しはこちら

認知症ケア専門士の給料

認知症ケア専門士の資格は、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格や、介護支援専門員などの公的資格とは違う一般社団法人日本認知症ケア学会が主催する民間資格となっているので、この資格のみで給料が上下することは少ないでしょう。

会社によって資格の有無で給料にいくらかのプラスが付くこともあるでしょうが、多くの企業では民間資格に対してはそのような付加を付けていないことが殆どなので、この資格のみでは給料は上がらないことが予想されます。

つまり、この資格を持っている人がどのような形で採用されているのかによって変わってくるものであるため、一概にいくらかと定めるのは難しいです。他の介護士の方々と同じ給料であると考えたほうがいいでしょう。

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認知症ケア専門士の受験資格

認知症ケア専門士は資格受験のための前提条件として「認知症ケアに関する施設、団体、機関等において、過去10年間の間に3年以上の認知症ケアの実務経験を有する者」があるため、まずは現場経験が必要となります。

そこをクリアしたあとは独学での勉強か講座の受講の2択になります。この資格の合格率はなかなか低く、おおよそ50%となっているので、試験対策を行ってから挑むようにしてください。

以下は2014年に発売された問題集になりますが、試験と同じ内容が出題されているなどいまだに人気があります。

認知症ケア専門士の試験概要

それでは試験の内容について触れていきましょう。試験日や試験会場についても説明します。

試験日 1次試験は7月上旬
2次試験は11月下旬
申込書受付 1次試験は3月中~4月中
2次試験は8月中~9月中
試験会場 1次試験、2次試験ともに
札幌、仙台、東京、名古屋、神戸、博多(福岡)
受験料 1次試験は3,000円×受験分野数(4教科で12,000円)
2次試験は8,000円
試験方式 1次試験は各分野50問/ 4分野合計200問 (マーク式・五者択一)
2次試験は
【論 述】認定委員会より出題される事例問題に対する論述
【面 接】6人を1グループとした面接
試験時間 1次試験は1時間を4回
2次試験は20分程度
合格基準 1次試験は各分野、70%以上の正答率を有した方
2次試験の合格基準は論述・面接の総合評価により、次の5つの要件を満たした者
①適切なアセスメントの視点を有している者
②認知症を理解している者
③適切な介護計画を立てられる者
④制度および社会資源を理解している者
⑤認知症の人の倫理的課題を理解している者
合格率 約50%
合格発表 1次試験は8月中旬
2次試験は1月下旬

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