認知症の徘徊を対策!家族ができる予防対策と注意点

認知症の対応

認知症になると、家の中をウロウロしたり外を一人でフラフラ出歩いたりしてしまう徘徊という症状が見られることがあります。

知らない間に家を出てしまうと、事故に遭ったり家に帰れなくなったり行方不明になってしまうケースもありますが、家族の柔軟な対応や対策により予防することが出来ます。

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認知症による徘徊の原因

認知症による徘徊が始まりまると、じっとしていられず動き回り、ただ歩き回っているとしか見えないのですが、本人にはちゃんと理由や目的があります。しかし、その原因や行動は人によって異なります。

徘徊の理由や目的を知る

家の中で何かを探しているような時は、自分の部屋やトイレの場所がわからなくなっていることもあります。また、何か用事があったはずなのに歩いているうちに、そのこと自体忘れてしまう為、本人もなんとなく落ち着かずソワソワして歩き回ってしまいます。

あるいは昔の記憶をたどり、以前住んでいた家を探しに出かけたり、夕飯を作らなければと買い物に行こうとしたり、それが会社や病院だったりということもあります。

その他には、幻覚や不安感、居心地が悪い、退屈だからなどストレスや環境による原因の時もあります。

徘徊の対応と接し方

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いつの間にか外に出てしまったりすると、どこかで転んでけがをしていないか?事故にあっているのでは?と家族は心配になります。本人は目的があって出かけたはずなのに、いつの間にか帰る道もわからなくなっています。認知症の徘徊はエネルギーを使いますが、帰る道がわからないのでいつまでも歩き続けてしまいます。

目的に沿った優しい声掛けをする

何を探しているのか、なぜ出ようとしているのか、声をかけて聞いてみるのも大切です。家の中であればトイレに行きましょうかと誘導してみたり、外に出ようとしたら、可能な限り家族が一緒に出掛け、転んだり事故に遭う危険性を減らす予防に努めます。

また、実家に帰るなど言い出した時、「ここが自分の家だから」と無理に止めようとしても、余計に興奮しストレスになります。そんな時は、「お茶を飲んでいって」とか「今日は泊まっていって」などお客様扱いするのも一つです。

徘徊の予防と対策

GPSで位置情報を把握する

徘徊を予防するために、四六時中監視することは難しいものです。それが毎日のこととなれば介護する家族にとってもストレスになりますので、予防や対策が必要になります。

GPS付きのネックレスなどを常に身に着けてもらうと居なくなっても場所を確認することができます。例えばセコムのマイドクタープラスは、道に迷った場合でもセコムや家族がパソコン携帯から見つけることができます。

また、ボタンを押すだけでかかりつけ医に緊急連絡をしてくれますので非常に便利です。

その他の対策

知らない間に家を出てしまうようであれば、カギは手の届かないところ、目に見えない場所にしまっておきます。玄関の前にひとりでは動かせない大きな荷物を置くことで予防に繋がったケースもあります。また、玄関を開けた時にセンサーを付けるなどして、出る前に気付くようにします。

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その他に、デイサービスや老人会などを利用することで、他の人と話したり散歩をしたり、気分も変わり徘徊の回数が減ることもあります。

徘徊の注意点

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制限や叱る行為は逆効果

徘徊させないようにするための注意点として、玄関にカギを掛けて行動を制限しないことです。頭ごなしにダメだと言ってしまうと、不安やストレスが溜まり逆効果になります。本人には理由があって行動していますので、まずはその理由を探してみましょう。

また、徘徊して行き先がわからず、やっと探し当てた時の注意点としては、叱らないことです。本人にとっては出歩いているうちにわからなくなって興奮している状態で、徘徊が悪いこととは思っていません。無理に連れ戻そうと叱ったりすると、心を閉ざしてしまいますので、「一緒に帰ろう」などと気持ちを和ませ誘導してあげます。

おわりに

認知症の人が「本来の自分に戻る瞬間」があるそうです。キッカケは何気ない挨拶だったりと様々で、興奮した状態では話が咬みあわなくても、その時だけは本音が聞けるようです。

認知症の徘徊が始まった介護をする家族の苦労は計り知れないものがあります。それぞれ症状も進行状況も違いがあり、教科書や参考書通りにはいかないものです。介護する人は決して一人で抱え込まず、地域のケアマネジャーやデイサービス、専門医に相談したり、まわりのひとにも協力をお願いしましょう。

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