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若年性認知症・若年性アルツハイマーの初期症状や原因を解説!

(最終更新:2018年1月27日)
若年性認知症・若年性アルツハイマーの初期症状や原因を解説!

認知症というと65歳以上の高齢者の人がかかるものと思われがちですが、実際は10代後半から64歳までに発症する若年性認知症があります。だからと言って20代や30代では事例が少なく、若年性アルツハイマー病は40代から50代で発症するケースが多く見られます。

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若年性認知症の発症人数

高齢者の認知症に比べ、専門家でも判断が難しいと言われる若年性の認知症ですが、厚生省の調べでは、18歳から64歳までの患者は3~4万人と推定され、発症年齢は平均51歳、女性よりも男性の方が発症しやすいようです。

若年性認知症の基礎疾患の多い順としては、脳血管性認知症(39.8%)、アルツハイマー病(25.4%)、頭部外傷後遺症(7.7%)、前頭側頭葉変性症(3.7%)、アルコール性認知症(3.5%)、レビー小体型認知症(3.0%)になります。

引用:厚生労働省

初期では、突然人格が変わる、しなくてはいけないことが出来なくなる、反応が遅いなどの症状が現れ、それが突然起こったものかどうかが若年性アルツハイマー病であるかどうかの判断の基準になります。

若年性アルツハイマー症となる原因

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若年性認知症は遺伝の確率が高い

若い人の中にも年齢に関係なく、最近物忘れが多いと不安に感じている人が少なくないようです。若年性のアルツハイマーの原因は様々ですが、老年性のアルツハイマーとは異なり、どちらかと言えば遺伝性が強い脳疾患によるケースがあります。

血縁者に若年性認知症の人がいる人は遺伝により発症の確率が高くなるようで、働き盛りの男性に多く見られます。しかし、遺伝子を持っているからといって100%の確率で発症するとは言い切れず、すべての原因が遺伝だけという事ではないです。

その他の原因として、生活習慣病と言われる脳卒中や高血圧、高脂質症、肥満などの疾患や事故などで強い衝撃を受けたことによる頭部の後遺症、食生活の乱れや過度のストレスを抱えている人は要注意です。

若年性アルツハイマーの初期症状とチェックすべき項目

若年性のアルツハイマー病を重症化させないためにも、出来るだけ早い段階から適切なケアをすることで進行を遅らせることが出来ます。その為には、症状を見逃さない事が大切なポイントになります。

代表的な症状は「頭痛」「不眠」「眩暈」などの体の不調や「抑うつ状態」「自発性の低下」などが起こります。しかし、働き盛りの40代や50代の男性であれば、仕事上のストレスや疲れだと変化に気付きにくく、女性であれば更年期障害と判断されることがあります。

若年性アルツハイマーの自己診断チェックシート

通常であれば、もの忘れをしたら忘れたことを思い出そうとしますが、認知症の症状が進むと忘れたこと自体忘れてしまいます。経験したこと自体が「無」になるので、思い出すという行動には結びつかなくなります。そうなる前に、気になったら自己診断が出来るチェックシートがありますので、早期発見や予防に努めましょう。











また、頑固になって自己中心な考え方をするようになり、他人への配慮に欠けるなど、以前と比べ性格が変わったようになる事もあります。どれかひとつでも当てはまるものがあれば認知症を疑いますが、あくまでも目安と考え、何かおかしいと思ったら早めに受診し、専門医に相談しましょう。

若年性アルツハイマーのテストとは

若年性アルツハイマーは初期症状の兆候から進行が早く、重症化するまでの期間が短いのが特徴です。映画「渡辺謙/明日の記憶」でも使用した「長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」「MMSE検査(アルツハイマー型痴呆症判別知能検査)」は、病院に行かなくても自宅できる若年性アルツハイマーの診断テストになります。

この検査方法は手軽に行うことが出来ますが、今日の日付や今いる場所、簡単な引き算など通常の大人の人に対する質問ではない項目等も含まれるため、慎重に行うことが重要です。

検査の結果は、質問の項目の得点で判断しますが、その他に集中力や診察を受ける態度、発言、思考のスピード、記憶力などをチェックし見極めます。

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若年性アルツハイマーの予防法と改善

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原因となる疾患によりますが、生活の改善により年齢に関係なく発症の予防に効果的な方法があります。

食事を見直してみる

 アルツハイマーを引き起こす原因となる生活習慣病を予防することが、結果的にアルツハイマーの予防になると言われています。サバやイワシなど青魚に含まれるDHAやEPAが良いとされ、リコピン、βカロテン、クルクミン、ビタミンB類、C,D,Eなどを含む野菜や果物を多く摂取するようにします(例:トマト・人参・ほうれん草・豚レバー・ブロッコリー・ニンニク・アーモンドなど)

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暴飲暴食は控え、よく噛みヘルシーな食事を心がけるのがポイントです。また、エゴマ油、亜麻仁油は、スプーン一杯で、イワシ二尾分、ほうれん草1.4キログラム分のDHAやEPAを摂ることができ、脳を活性化、発症の確率を下げることがわかっています。

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生活習慣を見直してみる

 規則正しい生活を送れるように、早寝早起きを心がけ、寝る前の入浴やストレッチも効果的です。喫煙や深酒、寝る前のパソコンやスマホは控え、十分な睡眠も重要です。

また、ストレスが発症する確率を高めます。嫉妬深い人はストレスが溜まりやすいので注意しましょう。アロマオイルは脳と身体をリラックスさせて自律神経を整える効果がありますので、ストレスに効果的です。

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適度に運動する

運動しない人は、運動する人の発症の確立が2倍となり、中年期に週2回の運動で運動しない人に比べ発症率が60%低いと言われています。効果的なのは、週3~4回の軽いジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がベスト習慣です。

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若年性アルツハイマーの治療方法

認知症専門医による治療

治療法は認知症の種類によって様々ですが、若年性アルツハイマーを発症しても生活習慣を見直すことでも変化が現れ、また、環境を考えることでも治療に繋がると言われています。カウンセリングや話をするなどリハビリで心の病を見つけ、専門医に話すメンタル治療だけで1/3の人の気が楽になったというデータもあります。

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認知症の薬物治療・ワクチン療法

症状が進むとアリセプトという薬での治療になりますが、確実に治せる薬ではなく、効果は人によって様々ですが、改善の効果が期待できます。半年から1年前までの症状に回復することもあるようです。

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また、「ワクチン療法」が注目されており、現在、日本を含む世界各国で治療研究が続けられています。日本ではDNAワクチン、食物ワクチン、ホモシステイン酸ワクチンを開発中で、近い将来には若年性アルツハイマーに有効な治療として期待されています。

まとめ

年齢に関係なく20代、30代でも発症する可能性がある若年性アルツハイマー症、遺伝による発症の確率が高く、進行性の病気で平均寿命は発症後10~15年、別名「家族性アルツハイマー病」とも言われています。

症状は緩やかに進行し3つのステージ、初期・中期・後期と経過します。記憶力の低下、被害妄想や徘徊が始まり介護が必要になります。進行スピ度が早く5年くらいで寝たきりになる事もあり介護する家族の負担が増えます。

普段からの生活習慣の改善でかなりの確率で予防することが可能で、進行を遅らせることが出来ます。神経質になり過ぎず、ストレスのない毎日を過ごしましょう。

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